39歳の野茂が1000日ぶりのメジャー復帰を果たした。先発からリリーフに転向して迎えた初めての公式戦だったが、3回で65球を投げて被安打4、自責点2、与四球2、奪三振1。救援投手として復活への第一歩を踏み出したが、課題も残された。
【写真特集】野茂英雄1000日ぶり メジャー登板の勇姿
3点リードされた七回から2番手として登板した野茂は、手術した右ひじに負担がかかるトルネード投法ではなかった。その分、セットポジションから低めを丁寧に突く投球をするはずだったが、高めにボールが浮く場面が散見された。九回、ロドリゲスとポサダに連続本塁打を浴びたのは、いずれもベルト付近のフォークと直球だった。
ただし低めにさえ決まれば、野茂のフォークは十分通用する球だ。2度対決した松井秀に対しては、フォークで左飛と空振り三振に打ち取った。松井秀は「ストレートがそんなに遅くなった気はしない。球速より伸びて見える」と振り返った。低めに落ちるフォークの残像で、直球が伸びてくるように映ったのだ。
フォークという武器を持っていることは、ピンチを三振で切り抜ける必要が出てくるリリーフには有効だ。かつて血行障害などで長い回を投げられなくなった江夏はリリーフに転向し、成功した。「どこまでやれるか分からない」と野茂は救援に戸惑いを見せるが、もう一花咲かせるだけの決め球がある。【高橋秀明】
◇野茂の一問一答…「今までと変わらず投げられた」
3年ぶりにメジャー復帰した野茂の一問一答は次の通り。
−−メジャー復帰を果たしたが。
早くマウンドに上がって投げたかった。今までと変わらず投げることができた。
−−05年7月15日以来の登板で何か感じることはなかったか。
なかった。いつも通り、今まで通りだった。
−−イメージ通りの投球だったか。
全体的にボールが先行していた。打たれた球も甘かった。
−−松井秀との対戦で特別な感情は。
特別な意識はない。その前も後ろもいいバッターなので。
−−松井秀を左飛と三振に打ち取ったことについては。
その前をしっかり抑えないといけない。
−−松井秀を空振り三振に取ったフォークは手応えがある球だったか。
その前に打たれているので、何とも言えない。
−−3イニング投げたことで、ほかの救援陣をリフレッシュさせることができた。
できればゼロに抑えて、九回裏を迎えたかった。
−−リリーフには慣れることができそうか。
体はどこも悪くないので、コンディショニングさえよければ、大丈夫だと思う。
−−今後に向けて手応えを感じることができたか。
どこまでやれるか分からないし、使う方も分からないでしょう。投げるチャンスが来れば抑えて、それからですかね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000074-mai-base

